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ひより
〜本当に闘うべきもの〜④
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そう言いながら彼は周囲に落ちている小さな石を次から次へと軽快なステップで拾い集めながら、そのまま向こうへ走って行った。
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楽しそうな侑斗の背中を見て、あいつのいつも陽気な性格には色々と救われてるんだよなあと思いながらも
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テニスでは大学でも必ずあいつに勝つんだと、心の中で静かに闘志を燃やし、僕はその日も練習を始めた。
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2度目の隕石ブームもそろそろ落ち着き、秋が終わろうとしていた頃だった。
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ある朝、大学へ向かう準備をしていた時、テレビから僕の耳に衝撃的なニュースが入ってきた。
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アナウンサーの声
「インドで、落下してきた隕石に当たり、30代男性が死亡しました。
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すぐに病院に搬送されましたが、間もなく死亡が確認されたようです。
繰り返しますーーーー」
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隕石が落下?!
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死亡、、?!
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テレビの前で唖然としていた時、携帯が鳴った。
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「ニュース見たか?!隕石が直撃ってやばくないか?!」
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電話の向こうで侑斗もかなり驚いている様子だ。
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「僕もびっくりしたよ!これってもしかしたら、インドじゃなくて日本に落ちていた可能性もあったってことだよな?!」
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「そうだよな!現に日本でも隕石が見つかっていたし、これからまだ落ちてくるんじゃないか?!」
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僕達は不安を共有するようにしばらく会話していた。
何かあった時、侑斗と話すと冷静でいられる。
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気づけば授業へ行く時間になっていたので、慌てて電話を切り、僕たちは急いで大学へ向かった。
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さらにこのニュースから1ヶ月後の12月。
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年末になり世の中が騒がしく動き、外は雪が降っていた頃
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日本中、いや、世界中を震撼させる報道がテレビに流れた。
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