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金属バット
確かに、街角を曲がったはずだった。夕方4時ごろ、学校から帰っているところだった。いつも通っている道だったが、そこに道があることには気づかなかった。
「…」
まっすぐ100m進み、次の曲がり角を左に曲がってさらに300mで家につく。だが、もしこの道が途中からでも、斜めに自宅まで伸びているなら近道になる。なんとなく、小道に身を滑らした。
ところで、何も無い場所についた。いや、蛍光灯のハム音だけがする。
「え…」声を出すも、音が出ない。いや吸われている?分からない。
歩を進めた。しかし、足がない。<しかし>進んでいる運動感覚だけがある。<しかし>何も無いから、進んでるかが分からない。<しかし>感覚だけがある。
思い出す、どこから来たかを思い出す。一生懸命考える、<しかし>自分がないかわ何があったかが分からない。<しかし>としてしか、世界はなく<しかし>でしか、<しかし>何もわからない。
「僕は誰だ」
<しかし>僕ってなんだ。
<しかし>誰って<しかし>。
<しかし><しかし><しかし><しかし><しかし>
「はっ…」
喉が閉じるように痙攣する感覚で、目を覚ます。脂汗のようなものが噴出し、服がべっとりと肌にくっついていた。
「くそ…」
寝る前に、変な動画を見たせいだ。The back roomsの動画。異世界に行くような夢。ベッドから起き上がり、水を飲み干す。スマートフォンを見ると時刻は、2時35分。
「ん?」
メッセージが来ていた。タイトルは「no clip」。ぼくhー
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