大晦日なのに｜ちびもんの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

日の光（紫外線）を浴びると皮膚に異常な反応が現れる病気は、総称して光線過敏症（こうせんかびんしょう）や日光アレルギーと呼ばれます。
これらにはいくつかの種類があり、特に重篤なものとしては以下の指定難病が知られています。
代表的な疾患
色素性乾皮症（しきそせいかんぴしょう）
紫外線によって傷ついたDNAを修復する機能に障害がある遺伝性の難病です。
紫外線を浴びると皮膚がただれたり、高い確率で皮膚がんを発症したりするため、厳重な遮光対策が不可欠です。
重症の場合、神経症状を伴い、若年で亡くなるケースもあります。
ポルフィリン症（特に赤芽球性プロトポルフィリン症）
ヘムという物質の生成に関わる代謝経路に異常が生じる病気で、特定の波長の光に当たると皮膚に激しい痛みや腫れなどの症状が現れます。
根治治療法や特効薬がなく、患者は常に太陽を避けて生活する必要があります。国の指定難病に認定されています。
その他の光線過敏症
上記以外にも、以下のような疾患が含まれます。
日光蕁麻疹（にっこうじんましん）
日光に当たってから数分～数十分以内に、光が当たった部分に強いかゆみを伴う赤みや膨らみ（蕁麻疹）が現れますが、屋内に入ると比較的早く症状が消えるのが特徴です。
多形日光疹（たけいにっこうしん）
春先や初夏に多く見られ、日光に当たった数時間後から、かゆみのある小さなブツブツや水ぶくれなどが現れます。顔に出ることは比較的少なく、腕などに症状が出やすい傾向があります。
薬剤性光線過敏症
特定の薬剤（飲み薬や塗り薬など）が体内に（あるいは皮膚に）ある状態で日光を浴びると、その部分に日焼けよりも強い皮膚炎やかぶれが生じる状態です。
これらの病気は、症状や原因によって治療法や対処法が異なります。正確な診断と適切な治療のために、皮膚科などの専門医療機関を受診することが重要です。