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サンダー

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べらぼう第35話「文武二道万石通」の感想です

松平定信が進める質素倹約の寛政の政策は、書で抗おうと息巻いた重三郎らによって、黄表紙として茶化された形で世に出る
しかし、露骨な批判は危険を伴うため、茶化しは表現のギリギリを攻めた結果、「改革を広める協力者」のようにも見える体裁になってしまった
重三郎のアイデアは商売としては成功したものの、政策批判としては伝わらず、田沼意次への礼儀との狭間で、彼の心は複雑に揺れる
一方、歌麿はかつて絵を拾い集めた″きよ″と再会、きよは何も聞こえず話せないが、歌麿はきよの微細な表情や仕草から、新しい発見や理解の喜びを見出す
壮絶な過去に縛られ、死を待つだけの歌麿だったが、きよのお陰で「ちゃんとしたい」と思えるようになり、未来を見れるようになる

経済的に豊かになった現代でも、苦しみの中で今日を生きることに必死な人々は多いです
その苦しみ中では、将来を考える余裕はありません
しかし、自分を傷つけながら生きるその姿が、その人のすべてではありません
どんな人も、闇が晴れれば前を向き、歩き出せます
綺麗事でもいい、全ての人に希望がそっと差し伸べられたらと思います

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