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ヒロ🦻【えんの木】

ヒロ🦻【えんの木】

1.「考え続ける義務感」というメタ認知的信念

・反復思考の多様からコントロール不能な段階に移行させる要因である可能性が報告されている信念(向井 他,2018)。

・ポジティブ信念に関連するメタ認知的信念として提起された概念(Sugiura,2007)で反復思考の悪化のプロセスに関与する。

・具体例:「この問題に関係するすべての選択肢を考慮しなくてはならない」→ 「納得のいく答えが出ない限り,考えることを止めるわけにはいかない」(反復思考への固執性up)

・ポジティブ信念との違いは反復思考の多用を促進する上に、反復思考への固執性を高めさらに反復思考の持続までも促進するメタ認知的信念である点(向井他,2018)。

・反復思考の内在化問題を予測する上、内在化問題に対するネガティブ信念と反復思考の予 測力は同程度



「考え続ける義務感」を低減するような介入は,内在化問題に対する有用な治療技法の一つであると期待できる

・「考え続ける義務感」は反復思考の多用から固執のように幅広く反復思考を促進する上に内在化問題や反復思考に対する予測力は,ネガティブ信念と同程度であるため内在化問題の症状の低減ばかりでなく再発予防の効果も期待できる。

 

2.「考え続ける義務感を対象にした」実験

対象:大学生34名

準備:「注意訓練」…意識的に外の音に注意を向ける練習を行い注意の柔軟性をはかる技法に取り組んでもらう

介入プログラム

①「様々な心理的苦痛と物事の考え方の関係について知ろう」

・「考え続ける義務感」と様々な心理的症状がどう関連しているのか

・メタ認知療法が「考え続ける義務感」と様々な心理的症状を低減するためにどのように有効なのかを理解してもらう

 ②「メタ認知療法って何だろう」

・考え続ける義務感と様々な心理的症状がどう関連しているのか

・メタ認知療法が「考え続ける義務感」と様々な心理的症状を低減するためにどのように有効なのかを理解してもらう

 ③「実際にやってみよう―その1」

・実験者と対話し,実験参加者に生活を振り返ってもらい,ネガティブな反復思考の連鎖を特定,その背後に「物事を考え続ける必要がある」と考えることが関与しているプロセスを整理。

・ケースフォーミュレーション後,既存のメタ認知療法でも利用されている「利点–欠点分析」と「調節実験」

 ④「実際にやってみよう―その 2」

・実験者と対話し,実験参加者に生活を振り返ってもらい,ネガティブな反復思考の連鎖を特定,その背後に「物事を考え続ける必要がある」と考えることが関与しているプロセスを整理。

・ケースフォーミュレーション後,既存のメタ認知療法でも利用されている「利点–欠点分析」と「調節実験」

※「調節実験」…生活の中で反復思考が生じてきたときに「20時からの10分間はいくらでも考えてよい」のように,考え続けてよい時間帯をあらかじめ決めておいて、やるべき活動に意識を向けなおしてもらう

 ⑤「まとめ」

 

3.結果

「考え続ける義務感」の低減をターゲットとした介入はネガティブ信念と反復思考も低減し、より効率的な介入である可能性。

・ネガティブ信念や反復思考,内在化問題の指標得点の低減は,1ヵ月後のフォ

ローアップ時点でも認められた。

・既存のメタ認知療法(ポジティブ&ネガティブ信念を扱うため約10回)と比べて,5回という短期間で十分な効果量が認められ、反復思考・不安・抑うつに既存のメタ認知療法と同程度。

課題

・健常学生が対象だったこと

・フォローアップ期間が1ヵ月と短期間で内在化問題と同時に,症状の再発予防の効果が長期的に維持されるのかを検証するには短期間である

・メタ認知療法を一つの治療パッケージとして実施したため,メタ認知療法内のどの技法 が,内在化問題の低減に有効であったのかが不明

 

【参考】

向井・杉浦(2022)考え続ける義務感の低減をターゲットとしたメタ認知療法の効果検証,

パーソナリティ研究 2022 第31巻 第3号


【ベストコメント】

ロールシャッハはイケメン!

ヒロマン先生!


※ロールシャッハファンの皆様、「ヒロールシャッハ」とか言って調子に乗ってすみませんでした。
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コメント

かつみ

かつみ

1 GRAVITY

なるほどです

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かつみ

かつみ

1 GRAVITY

ポジティブなメタ認知は なかなか 自分でも気づけませんものねー

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1.「考え続ける義務感」というメタ認知的信念