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akia

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夏休みだったので初めてFate/stay night [Unlimited Blade Works]を見た感想。
アニメとしての完成度は本当にすごいと思う。バトルシーンの迫力もマックスで見ててすごくドキドキしたし、各キャラクターの回想シーンも絶対泣かせに来ているんだろうなと感じた。最後のセイバーが聖杯を破壊するために撃った『エクスカリバー』は圧巻の作画だったし、バーサーカー対ギルガメッシュ戦でのイリヤの回想もとても感動し、その分イリヤ退場はとても悲しかった。
しかし、ここからは僕自身の好みの問題だが、あまり主人公である士郎が好きではなかった。たぶん自分は「全部全部救えなきゃ意味がない!」という心情のキャラクターが苦手なんだと思う。そこでだが、士郎とアーチャーが対決する展開がある(この場合はそれ以前の会話も含める)がここでアーチャーは正論しか言っていないように聞こえる。それに対し、士郎はずっと精神論であり、最終的には「俺はお前にはならない!」と言って相手を否定した。しかし、よく考えてみればアーチャーからしたら話した内容は士郎への警告であって願いでもあったように感じる。過程は省くが結果士郎はアーチャーに勝利する。この展開自体に全くもって不満がないというわけではないがメタ的に考えて主人公が勝つのは当たり前だ。だが腑に落ちないのはアーチャーの未来だ。士郎が死ななかったということはアーチャーはこの先も自分が作りたかった未来に裏切られ続け、自分自身もそこから逃げ出すことができなくなるという運命を再び背負わされることとなる。最終話ラストで一見救われたかのような展開へとなるが、作中アーチャーが言っていたように記憶はいつかは摩耗し忘れていく。史郎がアーチャーに逆転する切り札となる重要な記憶すら忘れるような中で今回の一件を永遠に忘れないようなものになるという保証はどこにもないのではないだろうか。つまり長い目で見ればアーチャーは全くもって救われてないのである。微塵も面白くない展開だがアニメ終了後に史郎がハラキリすればアーチャーも救われるのでは?と考えてしまった。また、ギルガメッシュが話していた「人は増えすぎた。」という発言に関してもそれへの対応策はあまりにも過激だが、その思考に関しては理解できる部分を感じた。そういう所や単に強キャラ感というところから嫌いなキャラではなかったが、退場の仕方のせいで一気に株が落ちてしまった。今までずっと王の風格があったのに最後の最後で聖杯の核にされかける&眉間に一刺しはあまりにひどくないだろうか?「ギルガメッシュ、風格あるなぁ」と思いながら視聴していた俺からすればがっかり通り越して唖然である。最終的な総評として自分が思ったのは【あまりにも敵サイドの言ってることの本質が正論すぎる】と言うことだ。それに対して主人公サイドは精神論だ。やはり「すべてを救えなきゃダメ!」という絶対実現不可なことをスタンスとして持っているキャラは扱いづらいのだろうなと感じた。
 これが初めてFate/stay night [Unlimited Blade Works]を見た感想だ。まだFateシリーズはこれしかない見ていないため今回の内容の答え合わせとなるような話も他シリーズであるかもしれないのでご了承いただきたい。
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