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ヒロ🦻【えんの木】

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1.行われたPTプログラム

・日本で大表的な、精研式・まめの木式・奈良式、肥前式、鳥取大式、トリプルPの研究は35.3%(18件)で、これらのプログラムは、開発の研究において有効性が検証されマニュアル化されたプログラムだが、各プログラムの十分な有効性を示すためには研究数が少なかった。

・上記以外の研究機関・実施機関独自のプログラムは非常に多様で64.7%(33件)あった。これもそれぞれの研究で追試研究が待たれる。

 

2.プログラムの実施形態

・集団が82.4%(42件)で個別(9件)に比べて4.7倍多かった。

・原口ら(2013) の結果と比べて、集団形態の研究が増え、 個別形態は減少していた。

・セッティングや実施者は多様で、記載がなかったり記載内容から第三者が判断できなかったりしてその詳細が不明なものがそれぞれ29.4%、23.5%。

・クオリティコントロールに関して記載された研究は23.5%で、多くの研究でどのように実施の質が確保されているかは不明だった。

・PTと並行して、子どもに療育やSST等の介入が行われた研究が37.3%(19件)含まれていた。PTと子どもへの介入の組み合わせは有効性が高いと思われるが、PTのみの効果なのか、PTと子どもへの介入の効果なのかがわかりにくい。

 

3.効果をどうやって評価したか

【親】

・客観的な指標で ある検査・尺度や観察データを用いた研究がそれぞれ76.5%(39件)、 17.6%(9件)だったが、効果評価が行われていない研究が2.0%(1件) あった。

・原口他(2013)と比べると、PTによる 親への効果評価がほぼ全ての研究で行われるようになり、特に検査・尺度を用いた研究が増加した。


【親の何を調べたか】

・抑うつ・不 安・ストレスが最も多く、他にも行動理論の知識、精神健康、セルフエフィカシー、親子関係、 養育行動等多様な効果が評価されていた。

・観察データを用いた研究では、主に子どもへの指導スキルや養育行動が評価されていた。

※海外でもストレス、メンタルヘルス、セルフエフィカシー、養育行動等が評価されている

【調べ方】

・事前事後テストデザインが80.4%(41件)、うち群間比較を実施した研究が19.6% (10件)で介入群と対象群の比較は 11.8%(6 件)。

・単一事例実験デザインが15.7%(8件)

・統計解析を行った研究が 52.9%。

 

【子ども】

・客観的な指標である検査・尺度や観察データを用いた研究がそれぞれ54.9%(28件)、 29.4%(15件)、効果評価を行っていない研究が17.6% (9件)。

・原口他(2013)の結果と比べると、検査・尺度を用いた研究は増加、観察データを用いた研究はやや減少し、効果評価を行っていない研究の割合には変化がなかった。

【子どもの何を調べたか】

・問題行動が最も多く、発達障害特性、発達・知的能力、ソーシャルスキル等が評価。・観察データに関しては、主に日常生活スキル、対人行動・コミュニケーション、日常生活スキル、認知・学習、問題行動が評価されていた。

(海外でも、問題行動、発達障害特性、発達、知的能力等が評価されており、概ね共通)【調べ方】

・事前事後テストデザインが56.9%(29件)、うち群間比較を実施した研究は19.6%(10件)あった。介入群と対象群の比較は11.8%(6件)、単一事例実験デザインが27.5%(14件)。

・統計解析を行った研究が39.2%(20件)あった。

・原 口他(2013)の結果と比べて単一事例実験デザインを用いた研究数には変化がなく、事前事後 テストデザイン、群間比較研究、統計解析を行った研究は増加。

効果検証により適した研究デザインを用いた研究が近年増加している

 

【評価の傾向】

・親への効果評価に比べると子どもへの効果評価は少ない

・親と子ども両方とも、効果の評価指標として標準化された検査・ 尺度と観察データを併用している研究は少なかった。

・海外のPTは発達障害のある子どもへの支援アプローチの1つとして位置づけられることが多く、 子どものアウトカムが重視される傾向がある一方で、日本では発達障害のある子どもの親への支援アプローチの1つとして位置づけられていることから、海外では子どものアウトカムが主に評価されるが、日本では親のアウトカムが主に評価される傾向があるのかもしれない。

 

3.ペアレントトレーニングの効果を評価するために

・親と子ども両方のアウトカムを評価することが必要。

・PTの前後に標準化された検査・尺度を用いると同時に、 PTの前後及び経過中に観察データも用いることで、参加者親子個々の行動変化の経過もモニタリングすることが可能となるため、検査・尺度と観察データを併用。なおかつ、事前事後テストデザインと単一事例実験デザインを併用することが望ましい。

(海外のPT研究の系統的レビューでは、実行度に関するデータが報告されていた研究は結果が一貫していないが、決して高くはない。)

・PTを忠実に実施するためにも効果を検証するためにも実行度の評価は必要不可欠

・参加率やプログラムの評価に関する報告が必要

 

【参考文献】

山口・吉本・原口(2021)我が国における発達障害のある子どもの親に対するペアレントトレーニングの研究動向, 行動分析学研究 第36巻 第1号

 

【ベストコメント】

高い質で継続できれば絶対良くなりますもんね!
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着信音が呼び込み君www #月曜から夜ふかし
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わんプリもそうだったけど、パワーアップや一致団結のための障壁が、敵じゃないんよね 強敵出現→強化っていう王道を離れて、新しい道を模索してる 獣道
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