罪悪感から僕を救ったのは、広い意味での愛、否応なく愛され、おずおずと愛し、そして対話を通して開かれる、という経験だった。僕はまず許された。それが贖罪の始まりで、なんら僕自身の力に依らない。そして、それに応じるように僕も愛した。だけど僕の愛はまだ途上で、僕自身の罪を回収しきれていない。それでも赦されたから、僕自身もいつか赦すのかもしれない。今は、燃料タンクに穴が空いたまま空を飛んでいる感じ。