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マサヤス 龍之介
#読書の星
☆『昭和二十年東京地図』/ 西井一夫 著
平嶋彰彦 写真
昭和61年に正編、翌 昭和62年に続編が筑摩書房から刊行され平成4年に新編として筑摩文庫で文庫化された際に正続編併せて項目削除加筆修正して出版された。
東京の離島を除けば南は江戸川、北は五日市、東は練馬、西は大森までを著者と撮影者は丹念に歩き散らし、古い日本家屋や洋館或いは路地裏まで昭和の風情を求めてこの正続編に多数収められている。西井の舌鋒鋭い文章は時にあの戦争の前にも最中にも、後にも長く君臨した昭和天皇の批判にまで踏み込み、戦後は新しい憲法になり国の有り様まで変わったのに天皇だけは変わらないことを苦々しく揶揄している。そして数々の文士たちの紹介とエピソードもよくよく勉強していると見え、正しく文系知識の宝庫となっている。
例えば練馬・江古田に住んだ佐多稲子には一塩の感慨があると見え、随所に佐多のコラムが登場する。この本のタイトルも元は佐多の『私の東京地図』から拝借されている。佐多の住まいのあった豊玉刑務所付近には新井薬師があり、戦前色街として栄えた。阿部定が住込み石田吉蔵と情を結ぶ小料理屋吉田屋はここにあった、というような地続きのエピソードがこの本には溢れていて、生半可な知識だった若き日の私はすっかり打ちのめされてしまう。練馬生まれの私にとって豊玉という地名や生まれてこの方35年間、西武線沿線で暮らした私には新井薬師といった、地名に馴染みがあったお陰もありこれらの地名と興味をそそる文学者の話と、東京の細部の地名が一気に私をこの本の世界に引き摺り込んではなさなかった。私は西井一夫のその回りくどいが力強い主張にすっかり影響を受けた。西井一夫の鋭さはこの新編のあとがきの中でも発揮されこのような文章でバブル経済の日本を斬って捨つる。
…何千億円という見たことも、考えることさえ不可能な巨額の金があっちこっちで、ただの数字として動きまわってアワと消え、そうして「飢え」から「解放」されたかのような「過剰カネ余り」社会の過剰の楼閣の中で、過剰の再分配ではなく、過剰の加乗しか目指されることがなかったのだ。世界中からバッシングされて「孤児」なるのも当然だ。…




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永遠に言われすぎて自己肯定感激低だったけど、友達のおかげで何とか人間でいられたわ

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うっかれ🧚ラフレシア
なかなかに興味深い本ですね✨
マサヤス 龍之介 投稿者
半端ない知識量です。是非(っ ॑꒳ ॑c)