投稿
mimitabu
あげていこうかな…と。
コワイ話が好きな方は、
続きをどうぞ。
これは、地方で働く20代女性の話です。
その日は翌日の会議資料作成が終わらず
悩みに悩んで、気づけば、深夜1時。
「帰ってお風呂入って…ご飯はいいや」
何とか資料を仕上げ、帰路につきました。
私の職場は、ちょうど繁忙期。
土日返上で、徹夜や日頃の疲れもあり、
半ば、ぼーっとしながら歩いていました。
深夜ということもあって、
どの店もシャッターが閉まり、
車通りもほとんどなくシーンとした街で
道をぼんやりと照らす街灯と
信号機だけがチカチカと動いていました。
大通りに差し掛かると、
横断歩道の近くで、
独りで うずくまる影が見えました。
『飲み過ぎたんだろうか…こんな所じゃ
タクシーも拾えないだろうに』
うずくまったまま動かない様子をみると
余程きついのかもしれない…。
私は声をかけることにしました。
早歩きで近づき、うずくまる その背中に
『大丈夫ですか?』と
手を伸ばそうとした その時、
急に左腕を掴まれて
グッと引き起こされたのです。
驚いて振り向くと、
サラリーマンらしき中年男性が
無表情で、私の腕を掴んで立っていました。
突然のことで驚き、手を振り払おうと
するのですが離してくれません。
横断歩道の信号が青に変わると
男性は私の腕を引っ張り歩き出しました。
「え?…あの、ちょっと…」
横断歩道を渡りきったところで、
男性が耳元で言いました。
「やめておけ。
目が合うと、憑かれる」
「…」
「気づいていないフリをして帰れ」
そう言うと、
男性は掴んでいた私の腕を離して、
すぐ前の角を曲がって行ってしまいました。
視界の外で、青信号がチカチカと点滅し、
赤に変わったのがわかりました。
静まり返る横断歩道、
ただ1つ、さっきとは何かが違う。
背後に感じる、刺すような強い視線。
振り返れば確実に目が合う気がしました。
先ほどの男性の言葉も引っかかり、
怖くなった私は走るように家に帰りました。
あとで聞いた話ですが、
コチラが気づいたり
可愛そうだと思ったりすると
『わかってくれる人』だと認識されて
近づいてくることがあるんだそうです。
もしかすると、
アレは、うずくまっていたのではなく
出てこようとしていたのかも…
『コワガリによる怪談のようなモノ』

ストーリー・テラー
コメント
話題の投稿をみつける

今週の
じゃあお母さんがずっと試合見なきゃいいんだ!?
#baystars

しいな
#Bs2025

ハヒン
この攻めは悪くない。取れるのが取れないのとは意味が違う。
この流れを持っていれば自ずと勝機は来る

くるみ

たもっ
硬く守られると手詰まりになるし、何より失点はクオリティが低くて安っぽい物が多い印象だし。
本当に安っぽい失点はやめてくれ。

おぢた

サメ

あちゃ

み

河内守
もっとみる 
関連検索ワード

しおん
( ̄▽ ̄;) 何が怖いかって 同じような事を つい先日経験したのが 一番怖い。
デネブ
ゾクゾクしながら読ませてもらいました カタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ 世の中理解できないことは沢山ありますね 寒くなってきた🫨