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マサヤス 龍之介
#小津安二郎
☆『戸田家の兄妹』
小津安二郎監督作品第38作目
松竹大船配給 1941年昭和16年3月1日封切
脚本:池田忠雄・小津安二郎 撮影:厚田雄春
音楽:伊藤宣二 録音:妹尾芳三郎 出演:吉川満子 斎藤達雄 三宅邦子 佐分利信 坪内美子
高峰三枝子 桑野通子 河村黎吉 飯田蝶子 笠智衆
※ 小津は1937年昭和12年9月10日に応召。映画「淑女は何を忘れたか」の後に新企画「愉しき哉保吉君」を会社に提出するも、不採用となって腐っているところで、内田吐夢と再会し、そのまま譲って、日活多摩川配給の「限りなき前進」として映画化した。ネガ・プリントは消失していたが1995年に大島渚が発見されたばかりの一部プリントを「日本映画の百年」の中で紹介した。現在でも全編99分のうち、60分以下しか復元されていない。
小津の出征は2年弱、1939年昭和14年6月26日に帰還命令、翌月16日に応召解除。小津は中国でのコトに関して一切記していない。当時のニュース映画用プレスなどでは陽気に笑ったりしていたが、この短い中国戦線では筆舌に尽くし難い"何か"があったと見ていい。この世の果てを観てしまった小津の人生観ごと変えてしまったのか、帰還後、小津の作品傾向はガラリと変わっていく。
その帰還第一作がこの作品である。
戦後の小津作品の重要なテーマとなる家族問題を真正面から取り上げた。それまではスターを使わなかった小津は、ここからスターシステムへと大きく転換を図った。商業的にも効果絶大となった。




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