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tanθ岡田
#ショートエッセイ
雨上がりの夜、電車の中は俺を含め三人だけだった。とはいえきっと、二人の目に俺は映っていなかっただろう。
カップルだった。俺の前、つまり反対側に二人は座っていた。男が五十そこらで、女が四十そこらだ。濃い化粧と鼻につく女の口調は水商売を思わせるもので、カップルという表現が適切なのか怪しいところだが、そもそもアラフォーを超えたあたりの恋仲をカップルと称するのも違和感があり、まだ死語のアベックの方が腑に落ちる気がする。
などの偏見を頭に並べたところで、男が女の胸を揉むもんだから、俺は思わず口をごもごもとさせた。その時までもベタベタはしていたのだが、男の方がエスカレートしたようだった。
「もう、触っちゃダメ」
「えーいいじゃん」
「だーめ」
「どうしても?」
「どうしても」
「とかいって無理やり触っちゃうもんね!」
五十そこらにしては俊敏すぎる動きで、男は女の胸に手を伸ばした。
その時だった。
カタン。
今まで手に持っていた男のビニール傘が床に倒れた。しかし男はそれに目もくれず、一心不乱に女の胸を揉んだ。揉み続けた。「ちょっと待ってよ」そんな満更でもない女の声までも届いていない様子で揉みしごいていた。
(ちょっと待てよ)
俺は慌てて、自分の周りを確認した。そして最後には、床に倒れるビニール傘を凝視し、頭の中で呟いていた。
(俺の傘……どこかに置き忘れた)
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アーマードサウルスとはどんな恐竜?
アーマードサウルスは、恐竜の一種で、主に以下の特徴があります。
分類: アーマードサウルスは、装甲恐竜の一種で、特にアンキロサウルス類に属します。
体の特徴: 体は重厚な骨のプレートで覆われており、背中には棘や突起が存在します。これにより、捕食者から身を守ることができました。
大きさ: 一般的に中型から大型の恐竜で、体長は約5メートルから7メートル程度と推定されています。
生息時期: 白亜紀後期に生息していたと考えられています。
食性: 草食性で、主に低い植物や葉を食べていたとされています。
アーマードサウルスは、その独特な外見と防御機構から、恐竜の中でも特に興味深い存在です。

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