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むしろ使ってるのもあるよー
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臼井優
『スヌーピー』のキャラクター「ライナス・ヴァン・ペルト」が常に持ち歩く青い毛布のことで、特定の物（毛布やぬいぐるみなど）に強い愛着を持ち、それによって精神的な安心感を得る状態を指す心理学用語・通称です。
これは「安心毛布（セキュリティブランケット）」や「移行対象（過渡対象）」とも呼ばれ、不安な時に心を落ち着かせるアイテムとして、幼児期だけでなく大人でも見られる現象です。
特徴と心理学的背景
安心感の源: 握ったり、匂いを嗅いだりすることで、不安な気持ちが和らぎ、精神的な安定を得られます。
移行対象（過渡対象）: 心理学者 ドナルド・ウィニコット の提唱した概念で、乳幼児が母親（養育者）から離れて自立していく過程で、安心感を得るために手放せない「毛布やぬいぐるみ」などを指します。
ブランケット症候群: この毛布を手放せなくなり、精神的に落ち着かなくなる状態を「ブランケット症候群」と呼び、「ライナスの毛布」も同義で使われます。
大人でも: 日常生活に支障がなければ、大人でもタオルやぬいぐるみなど、肌触りの良いものに安心感を求めることは自然なことです。
「ライナスの毛布」の例
ボロボロになるまで使い込んだタオルケット。
特定の匂いがついたガーゼ。
お気に入りのぬいぐるみ。
「ライナスの毛布」は、単なる物への執着ではなく、心の安定を保つための大切な存在として広く認識されています。
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