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湯々
本当に……あー好きだ好きだ大好きだ
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◆第2章『春の風の中で』
春の光は、冬よりも形がやわらかい。
その日は仕事が休みで、
少し早い時間に公園へ向かった。
坂をのぼりきる直前で、
猫が急に走り出した。
追うようにして誰かの足音が続く。
振り返ると、
淡い色の服を着た女性が、
腕を伸ばして猫を呼んでいた。
腰まで伸びる長い髪。
髪を留める細い紫のリボンが、春の光にふわっと揺れた。
見覚えのない人なのに、
なぜか「遠いどこかで会った気がする」と
胸の奥でかすかなひっかかりが生まれた。
彼女は猫に追いつくと、
ほっと息をつき、僕に気づいて軽く会釈した。
『すみません、この子、よく逃げちゃって』
僕も軽く頭を下げる。
その横では、猫が近くで座り込み、
春の土の色をじっと見つめていた。
ふと、そこに小さな緑の芽が出ていることに気づいた。
冬のあいだ眠っていた紫苑が、
ようやく地面を押して顔を出したところだった。
彼女はその芽を見て、
言葉を選ぶように『きれい』とつぶやいた。
その声色が、なぜか
胸の中の古い痛みをそっとなでるようだった。
#花彩命の庭 #紫苑


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