自分が直接手を下したわけではないが結果的に誰かが不幸になった。それは相手が勝手にそうした(そうなった)だけのことで自分は悪くないと罪悪感がなく少しも心が痛まないような人なら、この先も同じことを繰り返すよ。
けれどもジョバンニは手を大きく振ふってどしどし学校の門を出て来ました。すると町の家々ではこんやの銀河の祭りにいちいの葉の玉をつるしたりひのきの枝えだにあかりをつけたりいろいろ仕度したくをしているのでした。