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みおこんぼ
「2階に行ってはいけない家」①
私が小学生中学年くらいの時に、数カ月だけ住んだ家の話をします。
正確にいつ、どのくらい住んだかは思い出せませんが、二階建ての一軒家で酷く古い家でした。
転勤の多い父に付き合っての引っ越しは、毎度のことながら大変です。
経済的な事情からなのか、住む家はどれもひと癖ありました。その中でも一際奇妙だったのが、今回お話する家です。
その家は条件付きの借家で、隣には大家さんが住んでいました。一見した限りでは、ただの古い家でしたが、今思うと独特な雰囲気があったと思います。まるで誰かが既に住んでいるような……実際、いくつかの大型家具や壁に飾られた絵画などはそのままになっていました。
この家に引っ越す時に父が「ここに住むのは短い期間になると思うから、荷解きは最小限でいい。」と言ったので、段ボールから必要最小限の服や学用品を取り出して新生活はスタートしました。
「この家は、2階を使ってはいけないと言われているから階段を上らないようにね。」と、母に言われ、兄が「どうして駄目なの?」と聞くと、「ここはね、元々大家さんのご両親が住んでいた家で、10年くらい前に亡くなったそうなんだけれど、2階には形見が置いてあるからそのままにして欲しいということなの。」と説明されました。
ぽかんとした私たち兄弟の顔を見て、母は説明を付け足します。
「つまり、昔死んだ人の大事なものを2階に残してあって、それには触って欲しくないらしいの。だから、2階には上がっちゃ駄目だからね。」
わかりやすく言い直されて、ようやく合点がいき、私たちは頷いたのでした。
この家に住んだ時期、父と母は珍しく険悪な雰囲気でした。原因がわからず当時はただ戸惑ったものですが、後に母から聞いた話によると、その時期に遠い親戚から、弟を寺の跡取りにしたいから養子に出してくれないかという話が再び出ていたのだそうです。一度目は弟がもっと幼い時で、母と相手が揉めていたのを覚えています。
二度目の打診。母はすぐにお断りしたのですが、父が「それはいい。あれ(弟)は養子に出そう。」と言い、そこからしばらく大喧嘩していたとのことでした。
#GRAVITY百物語
#私の実話シリーズ

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せれね

ぷりぱ
あなたへ
YES
とかも良かったんじゃないかな...とか。思いっきり私情...

白猫
やっぱり関西の血なのか

塊鬼魁/

ぽめ
ホークスのブルペン見た時に、捕球音を気にしてる選手が居たので、そういう外的要因から状態を上げるみたいな。

白米☺
息子にめっちゃ笑われるんだけど?
しかも歌詞で
誰かが僕を笑っているってリンクしてるし
こっちは真面目に歌ってんのに
しんどwwwwww


のじぇ
あそこで目線合わないの切なくて悲しくなる

ワッハ

アユ

ウサミ
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