：リハビリの道 - 脳卒中患者の転院体験記

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ハイジ

2023/08/05

僕が脳卒中で倒れて救急搬送された病院の脳外科病棟に2ヶ月ぐらいにゅうおんしたあと、ミッチリリハビリをするためにリハビリ専門病棟に転院したのだけど、リハビリ専門病棟はここは老人ホームかと思うレベルの高齢者の患者さんばかりの病棟だった。途中から本当に施設だと思うぐらいだったし、もうそこそこいい中年の僕が病棟の患者さんの平均年齢の半分以下だったのだから。若者扱いされるのも仕方ないレベルの病棟だったのだけど、京都の南ちのほうにあるリハビリ専門病棟だったので、そこいら一体のこうれいしゃがかき集められて入院しておられたので、しょくどうなどで。にゅういんしておられたので、食堂などで。入院中の患者さん同士が顔をあわせたりすると何十年ぶりの同窓会状態になるのだけど、高齢者の大半は数年ぶりの再会をすると、
お互いの悪い所（病気）自慢をしてマウントを取り合おうとするのだけど。高齢者(あるある)その見かけたお祖母様2人の会話は面白かった。片方が例によって私もう目ぇ悪い、腰悪い、と先制攻撃に打ってでた、聞く側のおばあさんこの悪い所自慢にもううんざりなのかカウンターにボケを放り込んできた｢私なんか頭悪い｣｢顔悪い｣聞き耳を立てていた僕はこのやりとりは流石に聞き逃せないと足を止めこのナイスカウンターへのツッコミを待ってみた。ここの切り返し次第でマウント取りにいった先制攻撃おばあさん負けるぞ、とすると返ってきたツッコミはツッコミなんてものでもなく「それは知らんけど」と、相手の渾身のボケを受け流し世紀の凡戦として終わってしまった。非常にガッカリしたけどボケを放りこんできたおばあさんの方はこの年でそんなボケを放り込めるならまだまだリアルに痴呆とかは来ないとおもうな、等と思うなどした出来事だった。