投稿

みおこんぼ
歌野晶午さんといえば、「葉桜の季節に君を想うということ」を思い浮かべる人が多いのかな、と思います。
歌野さんのミステリー作品は、なんかこう、リアリティがあるのが良いですよね。今の社会にうまくリンクしているというか、捉え方がうまいなぁと感じます[照れる]
歌野さんの作品は、なにより登場人物の生い立ちの書き方が優れてますよね…この「ハッピーエンドにさよならを」は短編集なんですけど、事件が起きる背景にある、登場人物の生い立ちに説得力があるから、「ああ、そういうことか」と、納得して読んじゃう。とても読み易いの[ほほえむ]
この短編集、タイトル通り11の物語がみんなバッドエンドを迎えるわけなんですが、不思議とフラストレーションがたまりません。(私だけかなぁ)
「なるべくしてなった結果」と納得できるから、後味が悪くならないんですよね。そういった意味でも読み易いです[照れる]
個人的には最後の話は心がザワつくお話で、「尊厳、死」というタイトルの意味が、ラストで腑に落ちました。
尊厳って誰でも持っていて、そこに無自覚にでも踏み入るということは、本当に罪深いよなぁ…と嘆息[疑っている]
人それぞれに尊厳ってあるから、相手にとって不可侵領域だと感じたら、引くのが大事。それがマナーだと思う。
でも無自覚に踏み入る人が、いるんだよねって話。
読み易いミステリー短編集なので、ちょっとした隙間時間にも見れちゃうからオススメです[照れる]
そういえば文庫本って、発行から何年か経ったら、カバーを二重にしてキャッチーな絵に変えたりしてまた売るじゃないですか…まんまとまた、買うんですよね私笑
#読書
#読書メモ



コメント
話題の投稿をみつける

宵宮

ゆずな

ギラス

リク

なな✨
ライン追加よろしくね

たきぃ

きよす
今日もお疲れさまでした☘️


ゆずな

どんぶ

💡こま
もっとみる 
関連検索ワード


PAPERCRANE
いつも面白そうなレビューありがとうございます。 人の尊厳、不可侵領域大事ですよね。 気にしない人結構多いなって思いますが、自分も知らないうちに踏み込んでそうで怖いです。
マエキン
色々読んでますねー