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たまご

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総受け、または共依存のBL作品を知っていたら教えて頂きたいです総受け、または共依存のBL作品を知っていたら教えて頂きたいです

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合ってるか分かんないですが、はらだ先生の「あさとよるのうた」なんてどうでしょう!
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オシャレで好きなんだな〜これ[穏やか]♪
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♯まめ夫 序曲 〜「大豆田とわ子と三人の元夫」

坂東祐大

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アクア−Devil

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以下は「突き抜けた軽やかさ」をテーマにした、短めの物語です。

---

その日、街の空はいつもより少し薄く、青が透けていた。

高校三年の夏、志水遥はいつものように屋上でサンダルを脱いで、コンクリートの縁に座っていた。
足をぶらぶらさせながら、アイスコーヒーのストローを噛んでいたら、突然、

「——あ、もういいや」

と、自分でもよくわからない言葉が口からこぼれた。

次の瞬間。

体がふわっと浮いた。

いや、浮いたというより、
重さが全部どこかに忘れられてしまったような感覚だった。

屋上の柵を軽くまたいで、
そのまま一歩踏み出した。

落ちるはずの地面は来なかった。

代わりに、風が彼女の髪を優しく持ち上げて、
まるで誰かが大きな手でそっと持ち上げてくれたみたいに、
遥はゆっくりと街の上を滑るように進んでいった。

下を見ると、
交差点で信号待ちをしている人たち、
コンビニの前でスマホを見ている男子高校生、
自転車を押すおばあちゃん——
みんな普通に、今日という日を生きている。

なのに自分だけが、
まるで別のレイヤーにいるみたいだった。

「これ、何?」

声に出して聞いてみたけど、
答えは風の音だけで返ってきた。

それから三日間、遥は「落ちる」ことをやめた。

授業中も、
電車の中も、
夜中にコンビニに行くときも、
足の裏に地球の重さを感じなくなった。

靴を履かなくなった。
だって、地面に立つ必要がなくなったから。

友達は最初「また変なこと始めてる〜」と笑っていたけど、
四日目には本気で心配し始めた。

「遥、大丈夫? なんか……やばくない?」

「うん、めっちゃ大丈夫。
むしろ今までがやばかったんだって気づいた」

その言葉に、友達は黙ってしまった。

五日目の夜。

遥は街で一番高いビルの屋上から、
何の躊躇もなくまた一歩踏み出した。

今度はわざと斜め上に、
星がたくさん見える方へ向かって。

体は抵抗なく、するすると昇っていった。

下界の光がどんどん小さくなって、
ネオンの粒が、
まるで誰かが床にこぼしたビーズみたいに見えた。

そのとき初めて、遥は思った。

「ああ、私ずっと重かったんだ」

受験のプレッシャー、
親の期待、
「ちゃんとしなきゃ」の呪い、
「普通でいなきゃ」の鎖、
全部全部、
知らない間に背負い込んでいた重さ。

それを全部置いてきた瞬間、
残ったのはただ、
突き抜けた軽やかさだけだった。

どこまで行ってもいい。
落ちなくていいなら、
どこまでも飛んでいける。

遥はもう一度だけ振り返った。

街はまだそこにあった。
誰かが泣いたり笑ったり、
怒ったり許したり、
必死に重さを抱えて生きている。

「ごめんね」
遥は小さく呟いた。
「私、もうちょっとだけここにいられないや」

そして顔を上げた。

夜空は果てしなく広くて、
星は思ったよりずっと近くにあった。

彼女はもう、
誰かの物語の中の登場人物ではなくなっていた。

ただの、
軽やかな何か。

それが何なのかは、
本人にもまだわからなかった。

でもそれで、
すごく良かった。

---

終わり。

どうでしょう、この軽やかさの行き着く先。
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