共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

ハルカ

ハルカ

アメリカは自らワールド王者と名乗るのたがアメリカは自らワールド王者と名乗るのたが

回答数 5>>

アメリカは世界の王者、つまり、覇者かという問いに向き合うとき、私は単なる国力の大小やGDPの数値に答えを委ねることを拒む。

覇権とは力の量ではなく、秩序を支える理念と持続の原理に関わる問題だからである。私の思索の出発点には、経済的規模の背後に潜む脆さ、負債と循環に依存した基軸通貨体制の歪みがある。そこで見出されるのは、繁栄の光に並走する亀裂であり、私はそこから目を逸らすことができない。

軍事力においても同様である。破壊する能力と統治する能力は一致しない。歴史はそれを冷酷な形で示してきた。それにもかかわらず、なお力の幻影に依存し続ける国家の姿に、私は覇権の持続原理を見出せずにいる。

加えて、薬物依存や格差、社会的疲弊といった内的崩壊の兆しは、模倣されるべき文明モデルとしての魅力を損ねている。

私はここで、ストア派的観点を避けて通ることができない。幸福とは外的刺激や消費の量ではなく、自己統御と理性の静かな充足に存する。もし国家がその根を失うなら、その権威はいかに巨大であろうとも、真の意味での「王者」とは呼べないだろう。私は断定を急ぐつもりはない。

しかし、私の結論は一つの苦渋を伴う。
すなわち、アメリカはもはや古典的意味での覇権国家ではなく、その威光は慣性の上に辛うじて留まっているにすぎない、という認識である。
GRAVITY
GRAVITY2
関連する投稿をみつける
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

アメリカは世界の王者、つまり、覇者かという問いに向き合うとき、私は単なる国力の大小やGDPの数値に答えを委ねることを拒む。