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シン

シン

ここに来て志位和夫が「自由な時間論」を打ち出して来たことは、様々な立場のマルクス主義者にとっても、さらには熱心な共産党員にとっても、大きな転回であったろう[穏やか]
生産手段の社会化による疎外された労働の解消、剰余価値の社会化は、労働の根本的な意義を変革し、自己目的的で自由な労働を実現するとこれまで説明されてきた。労働運動も生産手段の社会化を目指し、労働者階級の組織化による経営に関わる権力の獲得に向けられてきた。

「労働の意義の変容」に重点が置かれてきた革命論が、一転して「労働時間の短縮」に重点が置かれるようになった。もちろん、労働時間の短縮は、生産手段の社会化への道筋の中で実現されるべきものであるし、未来社会においても追求されていく可能性はある。
しかし、「労働時間の短縮」が実現されれば全て解決されるというわけではない。重要なのは「労働時間の短縮」の基礎となる生産手段の社会化、経営に関わる権力の社会化であある。「労働時間の短縮」はその結果としてもたらされうる利益の一つでしかない。

自己目的的で自由な喜びあふれる労働の実現、剰余価値の社会的利益の実現のための活用⋯。
未来社会では労働そのものの意義、生産手段との関係が大きく変わる。
資本主義社会における疎外された労働は短縮されるべきものだろう。だが、未来社会の労働は単純に「短縮」されるべきものなのだろうか?
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