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匿名
うーん、まぁ仙台に行くぐらいですかね。
彼氏のところか。
まぁ、そんなとこです。
職場では相変わらず松本がマンマークでついており、佳穂も嫌がる素振りを見せなかったが、それは業務上ということも分かっていたので、さして気にはならなかった。
それよりもやはり、大学時代からの彼氏の存在だ。
彼は就職せずに院へと上がり、今は仙台にいるとのことであった。
遠距離になり、関係性も途切れるかと思っていたが、4ヶ月過ぎてもこうして会いに行く間柄が続いていた。
着ていた上着を椅子の背もたれに掛け、隣に座る佳穂の薬指には、しっかりと光るものがまだ見えていた。
手を伸ばせばすぐ届く距離にいるにも関わらず、どこか2人の間には計り知れない壁があるように思えた。
それ取っちゃえば。
不意に透がトイレから戻って来た佳穂の右手を指す。
えっ、どれですか?
これだよ、と言って佳穂の薬指を掴む。
えー、外して欲しいですか。
せめて今日ぐらいは外しても良いじゃん。
やっぱり気になります?
イタズラっぽく佳穂が笑う。
当たり前だよ、ずっと気にしてるわ。
注文した飲み物が運ばれてくる。
じゃあ、ちょっとだけオレが預かるよ。
預かるって何ですか。
そう笑いながら、佳穂は指輪を外して透に渡した。#魔法のアイランド #私小説 #ただの思い出 #指輪 #ドリンク
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なんか進展ないんかなぁ…(´;ω;`)

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