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キタダ

キタダ

頼まれて、短歌にアドバイスや添削をさせていただく機会が続けてあった。

表現で大事なのは(詩歌や文章の場合)「なにを書くか」と「どう書くか」。読書と鑑賞の経験がその素養をやしなうことはいうまでもない。ひらたく言えば、「読めなければ書けない」ということだ。

たまに地元で「歌会」などに出ると、自作についてその背景やこういうことが言いたかった等、あれこれと語る人がいるが、死んだら作品だけが残って自作の補足説明などできない。そもそも補足説明が必要な「作品」とはなんであるか。

覚悟をもって差し出された「作品」には、豊かな沈黙がある。言葉にならない言葉が渦巻き、やがて噴き上がり、次の表現を産み出す。それは詩歌だったり書評だったり、あるいは授業における語り合いだったり。

写真は和田誠さんが描いたもの。この絵を近くに置きたくて、大枚はたいて週刊文春を買った(笑)。和田さんは日本が世界に誇れる書評家でもある丸谷才一さんの盟友だ。
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