自分の住んでいる自治体の首長がどんなに嫌な奴でも兵庫県という外れ値の前では

誰も興味のないうちの坊の成長記

生後六か月になった
体重は8キロ近く
まるまる肥えて、まさに千と千尋の坊になった
私が干物体系なので肥えた坊を抱いてると
養分吸い取られてるように見える

おばあは最初「こんな小さい赤子3人でも抱けるわ」と豪語していたのに
7キロ超えた頃から、ふんっと腰を落として気合いをいれてから抱き上げている

初めての離乳食は、ブーッと吐き出し
「ピピ島のファイヤーショーか！」
と突っ込んだけど
今はスプーンを口に運ぶのが待ちきれず
ムンズとスプーンをつかんで
「早くしろや！」とゆさぶってスプーンからお粥をおとす
世界一効率の悪い食べ方の見本のようなやりとりをしている

移動手段を抱っこしかもたない坊が
寝返りの練習をしている
これに成功すると20センチほどの自由移動が可能だ
がんばれ坊！上半身をねじって、あとはその肥えた下半身をそう！もすこし横に！
あーっダメかーと、となりで寝そべって応援してると100%大人が寝る

「頭が良くなる知育玩具」というフレーズを見ると、つい買ってしまう
「こんなん買ったよ」と消毒して坊に持たせてると「あんたにもそんなおもちゃ山のように買ったわ」と言われると急に失望感がくる

手先が少しずつ器用になり
知育玩具よりも、着せた服の紐をほどいたり、シャツをたくしあげて顔をかくしたりするのが楽しいらしい
大人になってやると引かれるから、今いっぱいしたらいい

まるまる肥えた坊を抱きながら
おじいが「坊よ、相撲取りになるか？」
ときき
おばあが「坊は賢いからお医者さんが良かろうや」といい
おとん「今時は公務員がええわ」
おかん「そんな勝手に決めなさんなよ！坊は男前だからジャニーズに入るかもしれんでな」
弟「坊、みんなの夢をかなえてな」
と、のびたのようなことを言い始め

相撲の新弟子の最中に、病気の親方を治す決心をして医者になり、大学病院で公務員になった時に、スカウトされてジャニーズに入るのが良かろうという路線がひかれるのを

坊がブリブリときばりながらきいていた