この状態で辛いまま人が生きていくこと(=しにゆくこと)で発せられるものを「残念」という。伝統芸能の能では、主役=シテ(大体幽霊)が「残念」を、脇役=ワキ(大体旅人)に語ることで、残念が晴らされて成仏していき、ワキも癒されるという構造。