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はじめ

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狼は悪役なのになぜ良がつくのか?

〈ネタが豊富です〉
さあいよいよ今回は、俺がすごく好きな狼です。狼はもののけ姫に出てくるモロの「黙れ小僧!」とか、実は狼=大神(おおかみ)であるとか、「送り狼に気をつけろ」だとかネタが尽きないのですが、今回はなぜ良がついて狼なのかを探っていきます。 

〈恐ろしい獣〉
狼は古い字書によると「犬に似て鋭頭白頬(えいとうはくきょう)、高前廣後(こうぜんこうご?)なり」とあり、意味はわからないですが多分姿形を表しているんだと思います。その吠える声は小児の声に似ており、暴虐の甚だしいものとして恐れられており、飼うことの出来ない獣として記されているようです。

〈良は器だった〉
さらに良を調べてみると、穀物の入れ物の上と下にそれぞれ口を追加したもので、それによって正しく量を測ったりする改造された器のことのようです。これによって良は良否をより分けるという意味を持つようになり、良になったそうです。また、どう使うか詳しくはわかりませんが、より分ける時に激しく動かすことから、良には「激しく動かす」という意味もあるようです。

〈浪と狼は意味をシェアしてる〉
浪は、波のことであり、放浪などに見られるように、動き、乱れ、さまようの意味があり、意味を狼と共有しているようです。つまり狼にも同様の意味があるということ。

〈見えてきた〉
大分見えてきました。狼に使われている良は、動き、乱れ、さまよい、激しく動かすというイメージが備わっているようです。

〈恐ろしい獣〉
狼の字、それは決して「良い」ものではなく、古代の人にとっては山で尾を引くように長く吠える遠吠えを聞き、帰り道の跡をつけられて、隙を見せたら喰われるかもしれないというような、本当に恐ろしい獣であったということのようです。
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コメント

はじめ

はじめ 投稿者

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跡をつけられて隙あらば喰い殺されるというのは、送り狼と関係していて、送り狼は現代社会では「親切を装って女性を送り、途中で隙あらば乱暴しようとする危険な男」という意味ですが、この呼び名は送り犬という妖怪から来ています。 送り犬とは、夜中に山道を歩いているとピタリと跡をつけてくる妖怪で、もし転んでしまったりすと襲われて喰い殺されてしまうという妖怪です。 これは猫科の動物の狩りがそっと忍び寄ってから襲いかかるのに対し、犬科の狼の場合、群れで跡をつけ、逃げる獲物の体力が尽きるまで追い詰めるという狩りをすることから送り犬の由来となりました。 追い詰められるのは怖いですね😱

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のっち

のっち

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とってもおもしろいです[大笑い]

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はじめ
はじめ
ありがとうございます😊 狼は俺みたいな厨二病からしたらめっちゃかっこいい対象で大好きで調べてみたんですが、かなりビビりました😂
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ぽちた

ぽちた

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学生時代にグラフィックデザイン系の講義で、「美」という漢字の成り立ちを考えるというのをやったのを思い出しました。 遊牧時代の大陸人が「太った羊」を元に作ったという話でした。 当時は触れられませんでしたが「美し」と訓じると「良し」の意になりますので、本来はこちらの意味なのでしょう。 文字を使う人たちのライフスタイルが変化して行く過程で人の容姿や風景の形容にも使われるようになり、「美しい」の意味が優位になったのかもしれません。 尤も、古代の日本語に漢字を当てた際の事情も考慮しなくてはなりませんが...。 漢字と言葉の歴史、面白いですね。

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なべ

なべ

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なるほど視点が面白いですね。次回楽しみにしてます^_^

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はじめ
はじめ
ありがとうございます!すごく嬉しいです😭はい!また投稿するのでお待ちください😊
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はじめ

はじめ 投稿者

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たくさんコメントありがとうございます😍 「美」が太った羊というのはおもしろいです😂 確かに美子(よしこ)さんていう方はいますもんね!

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