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夏実

夏実

#映画 #Gravity映画部 #金の国水の国
#アマプラ #ナツの映画レビュー
2023年公開『金の国 水の国』
オリエンタルファンタジー漫画の
アニメ作品である。

アルミハド国とバイカリ国は長らく
争っていたが和平として縁組をすることに。
アルハミドの末姫サーラに送られた婿は
1匹の子犬、バイカリのナランバヤルに
嫁がされたのは仔猫だった。それぞれが
両国の平和のためにこの事実を隠そうとし
奔走するがそれは思わぬ余波が起き…。

あまり周囲の評判がよくなかったので
期待しないで観たが想像以上に満足した。
主役2人こそ話題性のある役者だが
脇を固める実力十分な声優陣、
美しい風景を魅せる圧巻のアニメーション
物語を彩る迫力ある音楽。
胸や脚を出した可愛い女の子が画面を
埋め尽くすようないかにもな“萌え”要素を
一切排除したとしても、日本アニメは
しっかりした作品を作る底力があると
証明してくれた。

冒頭から物語は無駄なく進み展開が早く、
中弛みもなく一気にクライマックスまで
進む。原作ファンは削られた部分などに
不満があるかもしれないが、特に不自然な
箇所もなく、王宮での攻防まで見せる。
挿入される3曲の琴音の歌もストーリーを
盛り上げ、うるさく感じない。

惜しむらくは最後のオチのつけ方がやや
駆け足になったことで、王が納得したから、
といえばそれまでなのだが、ヒロインの
スパイ容疑がドタバタと晴れていたり、
2組の夫婦を1組で演じていたことの
ネタばらしもうやむやになっている。
挙げ句の果てに、一介の使用人が重役に
説教をしている場面が挟まれており、
大団円があまりにも強引になっている。
このあたりはもう少し丁寧に描けていたら
より評価が高まったのではないか。

キャラクターデザインが可愛らしく、
主役2人は“イケメン”“美女”の立ち位置に
ないのがユニークながら、魅力は十分。
特にサーラは『花散里!』と思っていた。
(当方、“あさきゆめみし”ファン)

なお、1番のお気に入りはライララだった。
(ボイスはマーニャ…な沢城みゆきさん)
私はあの手の無表情キャラに弱い。
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#映画 #Gravity映画部 #金の国水の国