2007年公開『舞妓Haaaan!!!』レビュー｜GRAVITY(グラビティ) SNS

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夏実

2024/08/08

#映画 #Gravity映画部 #舞妓Haaaan!!!
#ナツの映画レビュー #AmazonPRIME
2007年公開『舞妓Haaaan!!!』コメディ
クドカン作品らしい全編ハイテンションと
豪華キャストが見所の娯楽映画。

高校時代の修学旅行のときから舞妓に憧れ
今も頻繁に京都へ通う主人公だが、肝心の
お茶屋遊びはしたことがない。だが念願の
京都支社転勤となり（実は左遷）、喜んで
店に向かうも“一限さん”として断られる。
そこでお座敷に顔の効く社長に近づき…

エンドロールで宮藤官九郎脚本と知って
納得の無茶苦茶な展開まみれのコメディ。
とりあえず気分を上げたくて見始めたが
呆気に取られていたという方が正確（笑）

阿部サダヲは映画初主演だったらしいが
なるほど非常に気合いの入った芝居だ。
監督が求めるテンションを120%で返した
渾身の馬鹿馬鹿しさである。
堤真一は流石の安定した演技で負けていない
コロコロと2人が職を変えながら対決を
続けるのも何やら2人ともハマっていて
役者さんはすごいと思わせてくれる。
一方の柴咲コウは学芸会の域を出ないが
まぁこんな作品なのでそれほど気にならず。
とはいえ、舞妓衣装がさぞかし似合うと
思いきや、小出早織の方がハマっていた。
舞妓・芸妓の化粧や衣装は、純和風の
顔立ちの方が映えるのだなと変なところで
感心してしまった。

個人的に伊藤四郎がとてもいい味を出して
いて、こんな社長の下で働きたくなった。

まぁアホらしかったけど、たまにはこんな
映画もいいよね。

と思ってエンドロールを見終わったときに
一気に泣かされる。
これは必ず最後まで見て欲しい。