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夏実

夏実

#映画 #Gravity映画部 #歌舞伎
#シネマ歌舞伎 #桜姫東文章
シネマ歌舞伎『桜姫東文章 上の巻』
鑑賞してきた。本公演で片岡仁左衛門と
坂東玉三郎は36年ぶりの共演となった。

僧の清玄は稚児の白菊丸と道ならぬ恋に落ち
心中を図るが生き残ってしまう。17年後、
その生まれ変わりと思われる桜姫と出逢い、
執着する清玄。一方の桜姫は没落御家ゆえに
出家を決断するが、彼女には秘密があった…。

主演2人はかつて“孝玉コンビ”と呼ばれ、
歌舞伎ファンの人気を大いに集めたらしい。
私は歌舞伎はそれほど詳しくないのだが、
片岡仁左衛門の舞台をリアルで観たときは、
その妖しい魅力に圧倒されたものだ。
(別の役者を見たくて行ったのに、途中から
 自分の目が仁左衛門に吸い寄せられた)

本作はその舞台を直撮りしたものだが、
片岡仁左衛門と坂東玉三郎の匂い立つ魅力が
艶やかでスキャンダラスな物語を際立たせ、
歌舞伎を普段見ない人でも夢中にさせそう。

歌舞伎はなかなか敷居が高い娯楽作品だが、
リアル鑑賞より映画館なら少しは気楽。
不安なら『シネマ歌舞伎イヤホンガイド』を
利用すれば、鑑賞中に取り残されることも
なくなる(これもっと宣伝すべき)。

物語の筋については、現代の感覚からすれば
女性蔑視と思える展開もあるのだが、それを
指摘するのは無粋というものだろう。
昨今はこの手の問題に過敏だが、さすがに
古典芸能の世界には波及していないようだ。

主演2人は一人二役を演じているが、
特に片岡仁左衛門は別人かと思うほど、
声色や芝居を使い分けており見事である。
これをライブの舞台で演じ分ける技の巧みさ。

冒頭、2人の短いインタビュー映像が流れ、
所感や意気込みなどを聞くことができる。
舞台を降りた天才2人の穏やかな表情との
コントラストが印象的である。

私はイヤホンガイドを使わなかったが充分に
話の内容は追えた。とはいえ『下の巻』では
もう少し予習していこうと思う笑。

歌舞伎にしろミュージカルにしろ、ライブを
直撮りしてシアター上映するこの手法、
個人的には大好きなのでもっと増えてほしい。
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