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淡島けのび
「マヨネーズ」
猫を蹴飛ばしたくなれば、人は人でいれなくなるらしい。タバコが肺がんを助長するとうそぶけば、世界がちょっとだけ丸くなれるから人は人でいれるらしい。天候に操られて、ジーンズが生乾きで揺れた。
夏風邪
レモンサワーも汗をかく季節が来たならば、僕はきっとまた幸せになれる。有名人になれなかったとロンググラスをゆっくり傾けてみた。歪な円形を保ったまま、レモンが氷と溶けていく。
夏休み
典型的な夏の代名詞がビー玉の音を鳴らしていた。白くて、少しはげたコカコーラの文字と背中合わせで喉を鳴らし、入道雲を見つめる。サンダルの形で足に地図を刻んで、ジェット機の音を聞いた。
障子の隙間から
まだ虫の声が聞こえない夏の夜に、ノートを開いたりしている。正座すると少し余る高さの文机(ふづくえ)が、宿題の続きを催促する。二十歳を過ぎれば、ただの人になれることが唯一の希望だった八月。
嘘
「UFOだ!」って誰かが叫んだ。手持ち花火が勿体無いので無視した。その後火星は少しだけ寒かった。
コメント
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若鷹ま

あめ

るーり
2本ともキレイなHRだったな…

あてし

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じょる

くろむ

かすさ
令和の虎見まくってるから大丈夫だよね?
しらんけど

あしゅ

キルケ
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関連検索ワード

淡島けのび 投稿者
あ、こちら文壇よふかしさんがやっていらっしゃる企画になります!内容以外はオリジナリティ皆無なので悪しからず!
つぐみ
何かこう音や手触りが頭の中で豊かに再生されるような想像力を掻き立てられる文章ですね。すごいなぁ。。。 特に「夏休み」と「障子の隙間から」がものすごく好きです。 何回も読んでしまう。
淡島けのび 投稿者
初めだけ鉤括弧ついてんのきもいな
けんた
好き!!!!!
#朗読会るぴなす💠
これいいですね。こういう事を続けていくうちに、徐々に必要な単語に削られて行った行く末が短歌や俳句になるんでしょう。