腕いっぱいに包み込んだ涙が、こぼれ落ちて君の頬を伝う。その顔を拭こうとして、かえってたくさん濡らしてしまった。言葉をかけたいけど声が出なくて、君はこちらを振り向かずに行ってしまった。ただれた景色と、冷たい右目で墨色の世界に埋もれていく。#小鳥のさえずり
フラッタ
花粉症の人みたい…