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万年ベンツ
■あらすじ
田舎町でゲイであることを隠して思春期を過ごしてきた浩輔。大人になり上京した彼は、母を支えながら働く青年・龍太と出会う。やがて2人は惹かれ合い、時には龍太の母も交えながら、親密な時間を過ごしていく。
■感想
おすすめ度 ★★★★★
エゴイストの意味…
利己的な人。利己主義者。
利己とは、己の利益のみを重視する意味である。
果たして、本作に登場する浩輔はエゴイストなのだろうか。龍太という一人の男性に向き合って愛を注ぐカタチはある意味一種のエゴなのか。
私が考えるに浩輔は“エゴイスト”ではなく、“エゴイストだったかもしれない”なのである。会うたびに互いを求め合い、金銭と物資の援助、果ては龍太の母にまで金銭援助を行う姿が理由である。
浩輔は、とある出来事を境に
ある種、“施し”が“赦し”としか見えなくなる。浩輔は“赦し”のために“施し”を徹底するようになる。それが一種のエゴとも見えてしまう。
存分に注いだ愛はエゴで、そのエゴが招いた出来事を赦すために施す。その“施し”すらもエゴと見えてしまうが、これは愛とも言える。
本作で一転して描かれたのは
“愛とは一種のエゴである”
尽くす尽くされるという、愛の問答がよくあるが
どちらも相手の為と気持ちはあるものの、結局自分が求めてるからじゃないの?とエゴがどうしても混じり合ってしまう。それは浩輔と龍太がブルーのベッドで混じり合う様相にとって見える。
また、シーンとして気に入ったのは
・浩輔が真の己をさらけ出せない帰郷
・龍太の直向きな労働シーン
・龍太の母が、浩輔からの施しを拒否するシーン
である。どれも派手なBGMを多用せず、演者にほぼ任せていて、静かな哀しみを見いだせる演出となっていて、非常に心打たれた。
LGBTを扱った映画というよりも
真摯に愛に向き合うコトは一種のエゴかもしれない、という問題提起を突きつけるとんでもない日本映画でした。演者ファンでも、映画が好きな人も必ずココロに引っかかるであろう名作となった本作を是非ご鑑賞していただきたい。
#ひとりごと #映画 #エゴイスト #恋愛



2つのメロディ Op.3 第1番 - 癒し クラシック ピアノ ver.
コメント
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お風呂入ってこよ(´,,-ㅁก,,`)

地球市
利回りがそこそこいいし、安定してるから長期保存したい〜。

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お兄ちゃん、コレ観に行くわ