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瑞樹
私には、ずっとずっと、囚われている人が
います。お分かりだとは思いますが、彼の
ことなのです。私には理解など到底できない
彼の話です。
ずっと、求めてきました。答えも、贖罪も、
免罪符も、ずっとです。私は選択しない
ことでいつも、心の底からの自由を享受
しようとしました。それは、当然のように
停滞する苦しみを生み出して、その後は
常に沈んでいったのです。
彼と出会ったのはそんな時のことでした。
彼は常に、選択をし続けた人でした。
答えを求め、生きる理由を探し、自由を
求めていました。私はそれを見て、酷く、
恐怖が浮かびます。同じことを求めている
ようでその実、一つ残らず対極な存在が
現れたのです。日常の恐怖なんて、彼一つ
とって消えてしまったのでした。
彼が現れたことで、私の人生は消えたのです。
彼はいつも問いかけました。「君はどう思う?」
私は答えます。「分からない」
回を増すごとに、私は私を捨てたくて仕方
ありませんでした。私の求める自由は、選択
しないことによって訪れていたのです。
ただ世界に漂って、生きていられたらどんな
幸せを感じるのか、そう思ってきました。
でも彼は問いかけます。「なぜ何者かに
ならなければならないのか」「どうして他者
に対してそれほど関心を抱けるのか」と。
彼はいつだって、怖いのです。
彼は概念のように見えました。
まるで生きているのにそこにいませんでした。
もちろん、それは彼が私に彼の人生を干渉
させないためです。分かっています。
けれどこんなにも、人とは人でなくなれる
のだと思いました。透明で、どこを触っても
あの人はいませんでした。非常に言葉を酷く
使っていてもです。
苦しみは消えませんでした。悩みも、答えも、
彼に出してもらっては何も得られない。その
事実だけを私は知りました。ある意味で彼の
空白から、私の答えを見たのです。
馬鹿らしくなりました。何一つ、自分じゃ
ない何かに対して価値があると思おうとする
選択を、私はしようと決めてしまったのです。
生きたいと、願ってしまいました。
あの人のおかげで。他者のおかげで生かされて
いる私を、私自身で知ってしまったのです。
あの人に会いたくてたまらないのです。
できることならば今後も、彼の目に私を
入れて、唯一無関心を貫いて欲しいと。
でなければ私は、いったい私はどうやって、
どうやって自由に飛べというのですか。
知った苦しみが、選んだ苦しみが、
私の元からなかったはずの透明な翼を
干渉して砕くようでした。あの人のしたことは
何もないのです。私は、選んでしまうという
罪を犯したのでした。
私は価値なんて見つけたくなかった。
けれどその「価値」すら忘れた時に、ふと、
手を伸ばしてしまったのです。この光るものは
なんだろう。理解できないまま、楽しんで
いればよかった。どうして私はずっとずっと、
知らないままでいなかったのでしょう。
愚かです。禁忌の果実を思い出しました。
原初の罪は、知ってしまうことだったと。
愚かでした。殺して欲しかった。いっそ
くだらないと切り捨てて欲しかった。
どうして私はあなたに生きている「価値」を
訪ねてしまったのでしょう。
生きたいと思いたいと願ってしまったの
でしょう。これでは、これでは私の理想は
叶わなくなってしまう。
洗濯はいくらでもありました。なぜあの日、
なぜ私は打ち明けてしまったのでしょう。
どうして、あなたは私に力を貸してしまった
のですか。いいえあなたが悪いと言いたかった
わけじゃないのです。でも、でも私は、酷く
苦しくてたまりません。
けれど、あなたの空白が一番苦しくて、優しくて
何よりも価値があった。それだけはどれだけ
私が消えようとしても捨てることのできない
私だけが選んだ意思でした。
どうしても、見て見ぬ振りはできませんでした。
愚かな私は、どうやら愚かを認知していきる
選択をしたようなのです。どうか、どうか私を
消してください。それでも消してください。
分かったから、もういいから。いいのです。
選択は、なんて苦しい怖いものなのでしょう。
あなたはなんて、怖い人なのでしょう。
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