幸四郎さん、ライは「体が引っ張られるような感覚」とおおせだったけれどほんとうに高速で永遠に前のめりで突っ込んでくるようだった。安定することがない、ときにつんのめりながら。坂道を全速力で駆け降りる自転車にのってブレーキ踏まない。え… 夜長姫じゃないか… 幸七、やっぱ幸七…!!!