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山田悠介「リアル鬼ごっこ」読了。

「リアル鬼ごっこ」は山田悠介さんのデビュー作で、当時かなり話題の本でした。知っている方も多いと思いますが、なんと自費出版の本が売れに売れちゃったという、稀有なデビューをされた方です[ほほえむ]
本の帯にもあるように、中高生に絶大な人気を誇る作家さんでもあります[照れる]

この前テレビで、珍しい苗字の判子がはんこ屋さんに置いてあるかみたいな番組をやっていて、「そういえば昔、佐藤姓を皆殺しみたいな小説あったなぁ…」と思い出したのが「リアル鬼ごっこ」。
昔の私は、流行り物をあえて見なかったんですよね。面倒くさい性格だったもので…今は何でも楽しく読んじゃいますし、流行り物もしっかり目を通しますが、そんな訳で今更「リアル鬼ごっこ」を読みました[ほっとする]

山田悠介さんの作品って、本当に読みやすいんですよね。小一時間あれば読み終わりますし、面白いし、なによりお話がテンポよく進むのでストレス無く読めちゃいます[照れる]
「リアル鬼ごっこ」は、佐藤姓というだけで虐殺されてしまうという恐ろしいお話。この設定だけでもう面白いし、次はどうなるの？というワクワク感でページをめくる手が止まりません。

中高生に人気なのは、きっと小難しい表現が一切使われないからかな。特にこの「リアル鬼ごっこ」は、それまでまともに本を読んだことがなかった作者が生み出した作品だそうで、だからこそ響いたのでしょうね[照れる]
例えるなら、勉強の出来る人が教え上手かといえばそうではない、みたいな…勉強が出来ないからこそ相手の目線に立ち教えるのが上手、みたいな。
だから読書経験がほぼ無い人が読んでも、読みやすく面白い文章を書けたのかなと思います[ほっとする]

佐藤姓の運命がどうなったのか知りたい方や、今まで読書をあんまりしてこなかった方にもオススメの一冊です[大笑い]

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