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伯爵
回答数 20>>
何を「心」と定義するか?によりますね。
草や木は脳を持たないため、長年「心はない」とされてきましたが、近年では他の生物と交流を図ったりしていることがわかりました。
きのこなどはもっと面白く、菌のネットワークを通じて森全体を管理したりする、といった研究結果も発表されています。
心とは、脳の作用だけではなく、神経系によってもたらされる情報処理の副産物的な作用であるのかも知れません。
さて、植物には定義によっては「心がある」と判断しても良さげな点はありました。
石や岩は?というと、これは現時点では「無い」といって差し支えないかと。そもそも無機物ですし、生体反応がないのです。「何を持って生命とするか?」まで遡れば、議論が飛躍しすぎますから、対象としては除外しましょう。「岩は生命ではないが地球は生きている」みたいな話になります。
さて。そこいらにある岩を、地蔵の形に彫ったら、人はそれをおろそかにできなくなります。これは「地蔵に心がある状態」なのかも知れません。
とすれば「心」とは、「自分にあると信じていて、他人にもあると期待する、主観による偏見と錯覚である」とも言えるのではないでしょうか。
人は自分を認識するのに、自分以外の誰かを必要とします。自分と、自分を取り巻く世界の認識は、所詮は「主観と錯覚による認知」なのかも知れません。
すると山にも空にもパワーストーンにも、人によっては「心」が宿るのだと思います。

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