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『 』
人生最良の日。もう、誕生日は終わってしまった。人生の中で良い事も悪い事も沢山あるだろうが、こんなにも分かりやすく良い事が起きるとは思わなかった。
神様ってきっといるんだと思いながらふらふら歩きながら自分の住むアパートへ向かう。
このペースだともう少しかかるな。早く帰りたいが、走ったら吐いてしまいそうだ。本当に明日のバイト午後からで良かった。
少し歩くと、古びた神社があった。鳥居を前に立ち止まり奥を覗く。神頼みか…。
確かに今日の出来事は神がかっていた。もしかしたら神様って本当にいて、俺を見ているのかも知れない。それなら今日の出来事に感謝をして、お布施でもした方が良いのではないだろうか?
ただ空に神様ありがとうと言うより、ちゃんと神様がいる神社で手を合わせて御礼をする方がしっくり来る。
俺は鳥居を潜り、階段を上がって中に入って行った。
この神社は初めて来るが……いや、以前にも来た事があるな。それも小学生の頃だ。何故だろう。此処は地元でも何でも無いが、記憶にある。確か奥に神輿を奉納して置く蔵があるはず。
俺はふらふらと記憶を辿りながら其処へ向かった。
ガンッ!ゴッゴッ!ダンダンダンダン!
突然の音に俺は驚いて止まった。何の音だ?
かなり激しく何かを打つ音だったが。音を殺して辺りを窺う。回らない思考で色々と考える。
蔵の中で何かが落ちたのか?それとも……動物?まさかとは思うが、この時間に俺以外の人がいる?
その方が理に適っているのか。神社の関係者なら何をしててもおかしくは無いからな。一応、様子見がてら気配を消して覗いてみよう。
俺は蔵とは少し離れながら遠回りに回り込んでみることにした。
聞き耳を立てながら音を出さない様に慎重に歩く。
『…………か…。………そう……よ』
話し声が聞こえてきた。どうやら1人では無いらしい。遠目に見える所まで来た。だが、暗くて良く分からない。どおやら蔵には入ってはいない様だ。蔵の裏にいるみたいだが、蔵の裏は直ぐに崖になっているはずだ。そんな所で何をしているんだ?
少しづつ近づいて、木の陰に隠れながらようやく見える所まで来た。
ザシュ…ザシュ…ザシュ…。
『…………君。星が綺麗ね』
『そうだね。はぁはぁ。今日は凄く綺麗だ』
ザシュ…ザシュ……ザシュ。
確かに星は綺麗だが、こいつらは何をやっているんだ?視認できる限りだと、2人。いや3人か?
1人横たわって……。
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