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まさ
神話の構造と竜、そして原理神についての気づき。2
超自然であり、姿をもつ竜と、内面に存在する姿をもたない原理神は理解した。けど、姿があるのに原理神面した太陽神なる者が存在する。
そしてそれがどういう順序で現れてきたのかってことに注目したい。
自然神や竜神って、山・海・空・嵐みたいな“見えるもの”を神格化してきた。
でも一方で、姿を持たない抽象的な神も世界各地に存在する。
その中でも特に気になったのが、天照、アテン、アポロン、アフラ・マズダの4柱。
天照大神
姿は描かれず、鏡を通して“自分の姿”を見て光を戻すという物語が中心。
八岐大蛇みたいな竜と直接戦うこともなく、
ただ「隠れて、出る」ことで世界を変える神。
つまり、内面に光を持つ神格って感じ。
鏡=自己認識。まさに“私の中にある光”みたいな存在。
アテン
古代エジプトの太陽円盤。
円の中心から手が伸びていて、人々に祝福を与える。
でも姿はなく、ただ「存在する」ことで秩序が生まれる神。
怪物とも竜とも一切戦わない。戦う必要がない。
究極に抽象化された“光そのもの”の神。
擬人化もされず、王が代理として祈るだけ。
アポロン
唯一“姿を持つ”光の神。
若く、美しく、音楽や詩や予言を司るギリシャ神。
デルポイでは、竜ピュトンを倒して神託の地を奪う。
つまり、「竜を倒して秩序を作る」タイプの神。
自然(カオス)を斬り、その上に文明(ロゴス)を築く、まさに“英雄神”。
アフラ・マズダ
ゾロアスター教の最高神で、姿は一切描かれない。
善と真理の象徴であり、すべての秩序の根源。
悪神アンラ・マンユと対立するけど、戦うというより、
“真理(アシャ)”を広げることで勝つという思想。
アテンと似てるけど、こっちははっきり「善 vs 悪」の構造がある。
完全に哲理神・概念神。しかも“語られることで存在する神”。
この4柱、全部“光・秩序・中心性”をもってるけど、
それぞれ微妙に立ち位置が違う。
アポロン→竜を斬って秩序を築く
アテン→最初から竜すら存在しない光そのもの
天照→竜に触れず、内面を通して世界を照らす
アフラ・マズダ→戦わず、言葉と真理で宇宙を治める
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竜神(自然) ↓ 英雄神(アポロン) ↓ 内面神・秩序神(天照・アテン) ↓ 抽象神・原理神(アフラ・マズダ) こうして見ると、 神って“混沌を斬る者”から、“ただ在る者”へと進化してきたようにも見える。 人は昔、竜の背中に神を見たけど、 今は自己の内側とか、言葉や秩序、概念の中に神を見てるのかもしれない。 やっぱり、おもしれ~