人体錬成への挑戦 – 水35ℓと他成分の秘密

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🪡[mo]Nolis🧵

2025/03/05

解体された人体を再構築して、新たに錬成する。

人体錬成に必要な構成成分は、水35ℓ、炭素20kg、アンモニア4ℓ、石灰1.5kg、リン800g、塩分250ｇ、硝石100g。イオウ80g、フッ素7.5g、鉄5g、ケイ素3g、更にマグネシウム、亜鉛、銅、ヨウ素、マンガン、モリブデンやその他に少量の9の元素など。

だが、人体はただの器に過ぎない。
そして人を、人間たらしめるものは構成成分には含まれていない。

かつて医師のダンカン・マクドゥーガルが私にこう言った。
私は人の死後、平均で人体の重量から21gの減少があることを発見したと。

つまり人の魂である〝Ghost〟はいずれかの元素ではないものの体内に存在し、そして死後も少しの間、人体に留まり自己が死を認識すると器から離れその重量が平均で21g減るということなのだろうか。

しかし近年の研究では記憶領域である脳だけではなく、その他の様々な臓器にも記憶や感情が保存されており、臓器移植などを行うと前保有者の好みや習慣、性格や時には記憶が移行される事が起こりうることが分かっている。

基本的に同じ元素や構造で出来ているにも関わらず、その個体はどれも違う。
個というアイデンティティや、各々の考え方、能力の差などにはもちろん、遺伝性のものもあるがそれを含めたとしても、個々を形成するのは人体や元素または構造ではなくその他に存在するということは現代の医学や化学では証明する事が難しくとも事実だろう。

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