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ロバの朝ごはん

ロバの朝ごはん

悲しいけれど、明るいほうを見ようとすることは
どきどき危険だとおもいます。
なんだかイライラするなと不思議に思うとき、悲しみ足りないということに気づく。
いやだけど、昔から持っているその箱のふたをまた開ける。今では開ける回数が少なくなった、小さい頃からの悲しみが入っている箱。
その箱には〈お父さん〉というラベルが貼ってある。
そっと開けて、泣く。
悲しい事は心の毒になりうるけれど、
噴き上がる悲しみを気にかけない(無いことにしたい)・もう充分悲しんだ・もう大人だから過去は水に流すべき
このような事がさらなる心の毒になることがあるのじゃないのかなと、泣き終えてピアノの曲を聴きながらふと思う。
ピアノの音は、まだ。まだ悲しいが残ってると、おしえてくれるみたいに、心にそって溶ける。
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Galloping Waves

Matti Bye,Lau Nau

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