オォイ………寝る時に履くメディキュットあなた天才なの……？

営業しているのかどうかすらわからない扉を開けるのが私は大好きです。

扉開けたら、テーブルが2席あってやはりお店のようです。でも左側は明らかに自宅です。だ〜れもいなくて、とりあえず席に座りました。すると、カウンターの中から、

「いらっしゃいませ〜」

大きな声が聞こえました。腰の曲がったマスターです。

よかった、営業してる

よくわからないお店に入ると、緊張のあとの安心感、この落差が楽しいです。安心感で心が落ち着くと、私はもう精神的にお腹いっぱいになりますので、あとはどんな料理であっても、隣でバカバカ煙草吸う人がいようが、ミッキーマウスが店内を走っていようがまったく気になりません。

ここはディズニーランドが近いですが、ミッキーマウスは当然いなくて、清潔感溢れるお店でした。煙草の煙もありません。

ビールを注文しました。
小さなワイングラスをマスターが持ってきて、なんとビールを注いでくれました。マスター１人しかいないお店です。
前菜も持ってきてくれました。

もうビストロです。

しばらくしたら、

「スープとサラダです」

焦がしオニオンのコンソメです。
美味しい。
その後、メインが来ました。今回、私は白身魚のポワレを注文しました。ライスがついていて、まぁ、ランチですから普通でしょうが、私はミニコースの気分でしたので、食べられるかなと思いました。

その後、マスターとお話しました。マスターはホテルでコックをやられていたそうです。もともとこのお店は奥様が喫茶店をやられていたのですが、マスターが定年退職してからは、このお店を食事のできるお店にされたそうです。ベースはフレンチですが、要望があればできるものはやるそうです。メニューがないのはそのためです。

とても美味しかったです。これで800円。
やっぱり千葉は違うなと思いました。

最後に名刺をもらいました。
私が入店したのは14:45くらいです。お店は休憩だったのです。最初の「いらっしゃいませ」がワンテンポ遅かったのはそのためです。

でもマスターはご高齢なのに、一切嫌な顔せず、私は営業時間外とはまったく気づきませんでした。本当に居心地がよく、美味しい食事とマスターのお話が聞けて良かったです。

千葉はなかなか来れませんが、私はこのお店に通います。