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らん
とりあえず僕は愛さんと話すのを
後回しにして、隣の方の様子を見る為
カーテンを開けた……
「あの〜失礼します」
そっと見るとその人はバケツに嘔吐していた
僕はすぐさま近寄り
「大丈夫ですか?」
声をかけ、背中をさすった
「虹くん……脇田さん大丈夫?」
カーテンを開けた所から愛さんが話してきた
(あっ愛さん……この人、脇田さんね)
そう思いながら、うなずいた
「コンコン……脇田さん、だいじょ、ん?」
「あ〜吐いていたみたいでさすってました」
「ありがとうございます。
どちら様ですか?」
「そちらのベットの方の見舞いで来てて……」
「そうなんですね、もう大丈夫ですので」
看護師さんは僕と話をしながら
テキパキと脇田さんの世話をしていた
「あ〜すみません、では……」
僕は軽く頭を下げカーテンの隙間から
出て、その場を離れた
すると、愛さんが待っていた
「あぁ〜えっと……愛さん」
「虹くん……久しぶり」
ニコッと笑う愛さんがいた
本当に久しぶりだった
部屋の窓の方にある手洗い場に行き
手を洗って、そこに置いてあった
フルーツを持って愛さんに渡した
「愛さん、これどうぞ」
「ありがとぉ、虹くん……ごめんね」
小さな声で愛さんは答えた
(あの時、なぜいなくなったの?)
そう聞きたかった
深く話しをしても過去の事をほじくり返すのは
悪い気がしてやめた
「愛さん、体調どう?」
「うん……叔母さんが教えたの?」
「いや、別に詳しく聞いた訳じゃ……」
「そうなんだ、でも虹くんには教えてたし」
カーテンの隙間から
曇ってる空を見る悲しそうな
愛さんのほほに涙が流れていた……
妄想小説(34)終わり
コメント
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櫻 雪

妖怪ソ

ふるし

ま
⬆️じゅりの反抗期エピって全部がちっちゃくてかわいい。基本的にいい子だったのが伝わってくる☺️

ふおお
#サマーウォーズ

カイリ

でぃら

あくの
あそこでマラー代えたのとか、回跨ぎさせて先頭でヒット打たれて代わった福とかは観ててもよくわからないタイミングだった。

りん

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