肌を重ねるのが日没後ばかりだったヴェさんに刻まれてる殿下の肌の香りはラストノートに比重が寄ってて、朝を迎えつけたての爽やかなトップノートが残香を洗い流すたびに、眩しそうに彼の方を見やる。清濁混ざった心ではあるけれど、ただ今日もあぁ愛しいなぁと心を向ける。