二十四節気の変わり目芒種から夏至へ

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＃朗読会るぴなす💠

2023/06/20

#今日はなんの日🍊
#暦の話

七十二候「梅子黄（うめのみきばむ）」

二十四節気の芒種（ぼうしゅ）最後の週
これが終わるとついに夏至です
大黒摩季です
つまり「夏が来る」（もう来てる😇）

ところで芒種ってなんだったのっていう話ですが
要するに稲作に切り替わるタイミングです
（芒は稲穂の先端のこと）

この時期はたくさん雨が降ります
なにせ梅雨入りしますからね。そして妙にこの時期に梅の名前がちらつくのも無関係ではなく、やはり梅が熟れる時期がちょうどこのあたりです

元々は中国からの輸入品の梅
当初は燻製として日本に入って来たらしく
見た目は真っ黒！なので食べ物というより
薬丹のように見なされていたとか

事実、これほど抗菌・殺菌力のある
食べ物もそうないです
スーパーアルカリ・フードです

日本では武士の気付薬代わりの
携帯食になりつつ、庶民の食卓やお茶
果てはおせち料理に
登場するまでになりました

ちなみに
中国大陸側ではこの時期、雨が少ないので
「反舌無声」つまり舌が渇き声が出ない、と
言うそうです。日本と中国のまったく異なる環境で同時に収穫期を迎えるのが梅というわけ

1～3月の間に花をつけ
6月頃に実をつける梅
桜よりも早く咲いて遅く散る梅は
見てもよし、食べてよし、飲んでよし、と
三方良しで優秀！

しかしここでいう「きばむ」梅は
食べてよし、の方の梅っぽいです
というのも、いわゆる青梅と呼ばれる方は
食べるには固く、専ら梅酒に代表される
ように、漬け込んでお酒にする用途の梅

これが徐々に熟れて黄ばみを見せるように
なって始めて、梅干しの方にも使えるくらいの
柔らかい実になってくるわけですね

梅の効能はおそらく
「熱・冷・湿・乾」という
紀元前４世紀の古代ギリシア「医学の父」
ヒポクラテスの説で考えるとしっくりきます

湿ってて蒸し暑いこの時期は
乾物（かんぶつ）からエネルギーを貰いつつ
食べ方は冷たく涼味たっぷりが良さそう

おすすめはやっぱり潰してジュレにして
きゅうりと合えて、刺身と一緒に添えて
食べるか、サラダに和えたりわかめや昆布と和えて冷ややっこにしたりでしょうか

ただただ冷たいものだけだと身体がばてますから、乾物を入れてきっちりミネラルを補給するのがポイントというわけです

だからなんか体調不良のそこのあなた
梅干したべなさい