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わんわん

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連載小説です。1話からどうぞ。
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第4話

のび太はしばらく呆然としていたが、ハッと我に返った。

目の前には、メモリーローンから吐き出された5,000円がある。
ホームランの画像をタッチし、3,000円を投入した。

再び、強いめまいがのび太をおそう。
それがおさまった時、のび太はホームランを打った事を隅々まで鮮明に思い出せた。

ボールがバットにあたった瞬間の、気持ちのいい手の痺れ。
他の人の視線を一身に浴びながら、ダイヤモンドを走ったこと……。

「僕、本当にホームランを打ったんだぁ〜! 最高の気分だよ〜!」

のび太はしばらく、何も持たずにバットの素振りをしていたが、やがてニンマリとした。

「しずかちゃん、新しいバイオリンが欲しいって言ってたなぁ!? これがあれば、いくらでも買えるぞ〜! よし、教えてあげよう!」

のび太はメモリーローンを抱えると、部屋を駆け出して行った。

((≡゚♀゚≡))

「し〜ずかちゃ〜ん!」

のび太が声をかけると、しばらくして玄関の扉が開いた。

「あら、のび太さん!」

中から、しずかが笑みを浮かべた。

「 やあ、のび太くん!」

しずかの後ろには出来杉がおり、さわやかに片手をあげる。

(ゲッ! 出木杉もいたのか〜!?)

のび太は少し動揺したが、「いいものを持ってきたんだ!」と言い、部屋へあげてもらった。

しずかの部屋のローテーブルに、大きい本が開かれていた。

「今ね、アルバムを見てたのよ? ほらこれ、この前みんなで行った高之山の写真。楽しかったわよね〜!」

出木杉が微笑む。

「しずかくんの作ったお弁当、芸術的な美味しさだったよね!? のび太くん!」

しかし、のび太は表情を変えずにじっと写真を見つめていた。
自分の知らない、けれど自分が写っている写真を……。

「……のび太さん?」

しずかが、心配そうに声をかける。

「…… そ、そんなことより、いいものを持ってきたんだってば!」

のび太は、メモリーローンの説明をした。

「 え〜、記憶が見られちゃうなんて、何だか怖いわ〜!」

しずかは少し後ずさった。
しかし、出木杉はメモリーローンを見て言った。

「 僕は興味があるなぁ。見てみたいよ!」

のび太は、出木杉の頭にラバーカップをのせた。

#メモリーローン
#連載小説
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