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あやめ(小説の化け物
今日、僕は久方ぶりに父の実家へ行きました。
といっても徒歩で3分もかからないような距離で…、それでも歳を重ねることで何故か羞恥心が邪魔をして足が遠のいていたのです。
父兄弟の末っ子である叔父、そして先祖の仏壇へと来る度に手を合わせます。懐かしい行事です。
そして身内で近況報告を兼ねた雑談をします。
それから仏壇の横に山積みとなっている、お高めの洋菓子から万民の愛する駄菓子まで。ここぞとばかりにもてなされます。
いつだったか、以前僕が遠慮した時の殺し文句は「お供えはするけれど、食べ物は生きてるうちに食べないと勿体ない」と言われたことを今でも思い出せます。
それらを満足するまで食べ終えると、指先に着いた砂糖を文章を書く為に一刻も早く振り払うべく台所の洗面へ向かいます。
そこにはいつもカゴメのトマトジュースの空きペットボトルがなぜか保管されているのです。きっと年の功、知恵袋というやつでしょう。
そんな光景が妙に懐かしく思えたりしました。
祖父母や父の兄に当る叔父の会話には、入れそうにありませんでしたがその雰囲気は味わうことが出来たので、自身としては良しとしましょう。
叔父の帰り際、祖父母や兄弟が揃って見送りに行く中で僕はこの文章を書いていました。そんな僕へ祖母はこう吐き捨てます「あの子はマイペースだから」これは勿論愛称でしたので、字面ほど冷たい言葉ではありませんでしたが、学生時代に擦り切れるほど言われていたその言葉にはほんの少し思うところがありました。
そんな風に、今日も父の実家を後にするのです。
少し余韻に浸れば、この当たり前が幸せなのだと思い老けることもできるのでしょうが…生憎と僕はそこまで出来た息子をやってはいないもので、何となく時間の経過を待つのです。
そんな風にしていても、楽しい正月であることには変わりないのも事実です。
天邪鬼な文章をお送りしました。
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