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トーマ(放蕩者)

トーマ(放蕩者)

村上春樹「ノルウェイの森」1987年
堀辰雄「風立ちぬ」「菜穂子」1936年
フィッツジェラルド「夜はやさし」1934年
トーマス·マン「魔の山」1924年

例えば、小説や映画などが思いも寄らぬ、ひとつの糸で結びついた時、何とも言えない興奮を覚えた事はないだろうか?

「街とその不確かな壁」を読んで直ぐに安部公房の「壁」を想起した。実は以前から春樹さんと安部公房の近似性には気づいていて、今年は安部公房の全作品を読み返そうと思っていた

そこで「ノルウェイの森」だが、主人公のワタナベがトーマス·マンの「魔の山」を読んでいて、容易に「療養所」というキーワードでひとつに結びつく事は多くの評論家が指摘する通りだろう

しかしこれは春樹さんが仕掛けたある種の「アリバイ」であることは、ハルキストである貴方にはわかっていたのではないだろうか?

この作品のインプレッションの元は「魔の山」ではなく、明らかにフィッツジェラルドの「夜はやさし」だと

しかし、そう確信していた矢先に…

宮崎駿監督の「風立ちぬ」を観て、その原作と言われる堀辰雄の「風立ちぬ」と「菜穂子」を読み、僕は軽い脳震盪並みのショックを受けた。あ、春樹さんがやりたかったのはこれだったんだと

実は茶目っ気のある春樹さんは分かる人にだけ分かればいいやと大胆にヒントを出していたのだ。つまりヒロインの名前…
「直子(なおこ)」と「菜穂子(なおこ)」

当時の春樹さんは頑なに自分と日本人作家の関係性を秘密にしていた
でもいくら海外小説好きの彼でも、日本の小説をまったく読まなかったというのは考えられなかった

後に「第三の新人」や夏目漱石、芥川龍之介、上田秋成に対するリスペクトを示した通り、彼もやはり日本の小説もかなり読み込んでいたのだ

ということで(どういうことか 笑)
これからコツコツと新潮文庫の安部公房を読む事にします

#読書 #村上春樹
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