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こっとんばん
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夏休みに信州にある母の実家で蝉時雨を聞きながら昼寝した。短い命の限りを尽くし鳴く蝉の声。
あの夏のように、蝉時雨の中で昼寝するように終わりたい。
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吉田賢太郎
「男か女か」なんて たった二つの箱じゃない
「何歳か」なんて たった一本の物差しじゃない
世界が押しつける その窮屈なラベルは
君の脳が描く 広大な宇宙には 小さすぎるんだ
怖がりなのは 生き延びようとする本能
依存しちゃうのは 心が居場所を探すサイン
心がバラバラになるのは 壊れたんじゃなくて
過酷な嵐の中で 君が自分を守り抜いた「証(あかし)」
得意は「才能」という名の翼
苦手は「特性」という名の個性
できないことがあっても それは「障害」という名の壁じゃなく
誰かと手をつなぐための きっかけにすぎない
だから、信じていいんだ
君が感じる「性別」を
君が生きる「年齢」を
実年齢じゃなく **「年自認」**でいい
実性別じゃなく **「性自認」**でいい
世の中は むずかしいことだらけ
世の中は わからないことだらけ
だけど それは「くだらない」ことじゃない
迷いながら 自分の輪郭(かたち)を探す君は
ちっとも 「つまらない」人間なんかじゃない
脳はいつだって 君の味方
君が君として 呼吸しやすい場所を知っている
外側の数字に 自分を明け渡さないで
君の物語のペンを 誰にも渡さないで
「私は、私だ」と笑える その日まで。
この詩が伝える「本質」
脳はサバイバル・アーティスト: トラウマや解離、不安さえも、脳があなたを守るために選んだ「高度な生存戦略」です。
自認こそがリアリティ: 性別や年齢は、他人が決める「記号」ではなく、自分の脳が納得する「感覚」が正解です。
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