なんか、なにがしんどいのか、何が辛いのか、なにがすとれるすなのか何がストレスなのか分からなくなった。

（前掲）
「無能な人ほど人に嫌がらせをする」
夏目漱石
　嫌がらせをしてくる人の心理は、劣等感や不安、嫉妬からくる優越感の確保、ストレス発散、承認欲求、自己肯定感の低さ、相手への執着など様々で、
　自分の自信のなさや不満を他者への攻撃で解消しようとするケースが多く、
　中には「いい人」を演じつつ陰湿な嫌がらせ（受動攻撃）をするタイプもいます。
　自己主張が苦手な相手をターゲットにしたり、相手を人間扱いせず優越感を得る（ゲーム感覚）ケースもあり、根底には強い不安や不満があることが多いです。

主な心理的背景
劣等感・不安・自己肯定感の低さ:自分のコンプレックスや不満を隠すため、他人を攻撃することで一時的な安心感や優越感を得ようとする。

嫉妬・ライバル心:相手の才能や成功、幸福を妬み、攻撃することで引きずり下ろそうとする。

ストレス・不満の解消:溜まったストレスや不満を、ターゲットへの攻撃によって発散する。

承認欲求・注目されたい:注目を集めたい、認められたいという欲求が裏目に出て、攻撃的な行動として表れる。

優位性の確保:自分が優位に立ちたい、相手より上だと感じたいという強い欲求。自己主張できない相手を狙うことも。

他罰的・快楽主義:相手を傷つけることに快感を覚えたり、自分の行動に罪悪感を持たず、他者への攻撃を正当化する。

支配欲・コントロール欲求:相手を思い通りにしたい、自分の思い通りに動かしたいという欲求。

受動攻撃性（カバートアグレッション）:普段は良い人を演じ、直接的ではなく陰で間接的に嫌がらせをする。

行動の背景にある要因
幼少期の経験:親からの愛情不足や精神的・身体的暴力などが、攻撃的な行動として連鎖することがある。

パーソナリティの問題:精神疾患やパーソナリティ障害が関与している可能性も、専門家による診断が必要。

対処のポイント
証拠の記録:嫌がらせの事実を記録する（写真、メール、録音など）。
専門機関への相談:会社の人事、労働組合、弁護士、探偵事務所など、第三者に相談する。

一人で抱え込まない:放置するとエスカレートする恐れがあるため、早めの対処が重要。
毅然とした態度:相手が「言い返せない」と見越している場合、毅然とした態度で反論することが有効な場合もある。

嫌がらせをする人は、内面に深い不安や不満を抱えていることが多いため、相手の心理を理解しつつも、自分を守るための適切な対応を取ることが大切です。