健二さんはずっと自分の犯した罪から救われたくて唯一救ってくれる立場の絆斗に縋った……でもそれは被害者にとっては加害者の反省の気持ちを押し付けられただけあって、もしそれで倒されたとしても、楽になるのは健二さんだけで、絆斗に残るのは母を亡くした悲しみと仇を討ち終わった喪失感だけなんだ